World > Latin America > Caribe > Dominica Rep. | ||||||||||||||||
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Artist | ||||||||||||||||
WILFRIDO VARGAS |
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Title | ||||||||||||||||
LO MEJOR DE WILFRIDO |
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Review |
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ジャケット写真をまちがえたのではありません。"LA MEDICINA"のジャケットをそのまま使ってしまう安易さがいかにもメレンゲらしい。しかも、青かぶりしているは、写真のキメが粗いはでものすごくいい加減な体裁。 93年リリースの"LOS ANOS DORADOS"はKAREN時代の音源を集めたベスト・アルバムの決定盤だが、本盤はメレンゲのCDがまだ一般的でなかった時代にとくに深い考えもなく寄せ集めたって感じのベスト・アルバム。だが、中味は濃い。 "LOS ANOS DORADOS"とのダブリは12曲中6曲にとどまり、ウィルフリードの数あるベスト・アルバムすべてをあたっても、CDでは本盤でしか聴けないナンバーが5曲も収められている。 ルビー・ペレスのヴォーカルがフィーチャーされ、多くの曲でシンセサイザーが使用されていることから、傑作とされながら、いまだCD復刻されていない84年リリースの"EL JARDINERO"の音源が多数含まれているのではないか。また、"LA MEDICINA"のあとにリリースされた同じく未CD化の"VIDA, CANCION Y SUERTE"からの音源も当然含まれていることだろう。わたしはこのLPを2枚とも持っていないので、推測の域を出ないのだがまずまちがいないような気がする。ここでは"LOS ANOS DORADOS"に入っていない6曲について簡単にコメントしておこう。 ウィルフリードとルビー・ペレスの掛け合いで歌われるドミニカ民謡'SAN ANTONIO'は、はじまりこそ陽気な歌謡メレンゲだが、コーラス部で突然讃美歌を思わせる荘重な混声コーラスが入る。この荘厳さと「アントニオ、ニョオ、ニョオ、ニョオ」のマヌケさとの落差はイグアスの滝並みだ。 ハイ・テンポな歌謡メレンゲ'CUANDO ESTES CON EL'は、ビデオ"LA NOCHE DE WILFRIDO EN VIVO"でもルビー・ペレスが熱唱していた曲。'COBARDE COBARDE'、'VOLVERAS CONMIGO'、'EL PAJARO CHOWI'、'ESE BARRIGON NO ES MIO'も同じくペレスのヴォーカルにスポットを当てたライトでポップなメレンゲ。どの曲でもシンセが効果的に使用される。 わたしは90年ごろに渋谷のCISCOで捨て値で売ってたのを買った覚えがあるが、それを最後にWAVEでもHMVでもついに見かけることはなかった。 |
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(8.30.02) |
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